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MacBook in OldMac (2号機の覚書)

  MacBook in OldMac 2号機の覚書(その1) 2号機もだいぶ前に作ってはいたものの、1号機と共になんちゃってファイルサーバーとしての役目を終え納戸の肥やしになっています。 そこでパンパンの納戸の整理も兼ねて10数年ぶりにヤフオクで処分してみようかと思い、ガサゴソしている中で思い出したことを記録しておこうかと(1年以上更新してないし)。 (そのままケーブルを繋ぐと火を吹きます?) ピンアウトの図もないまま思いついたことを書き連ねるので「なんのこっちゃ?」という内容なのですが... 2号機はMacbook2010(白ポリカ・A1342)を中に詰めたのですが、ちょっとつまずいたというか面倒だった点がありました。ただ、振り返ってみるとそこに気づかないと「火を吹く」事態になっていたのかもしれないなと。 当時のMacbookをメモリの増設などで開けた方はご存じかもしれませんが、LCDの接続にLVDSのケーブルを使ってます。アレってロジックボード側とLCD側のピンアウトが一致しているとつい思っちゃいますよね(んな事ない?)。少なくともA1278あたりのMacbookはそうなんですが。 ところが白ポリカのは違ってました。分解の途中で気付いたのですけど、LVDSケーブルを外したときにカメラユニットの配線も生えていたんです。その時は何も考えずにテスターでピンアウトを調べて、FFCのジョイントコネクタのパターンを削ってエナメル線で配線し直して事なきを得ましたが。 振り返ってみると、あの時何も考えずにFFCでそのまま繋げていたら「火を吹く」事態になっていたかも?(VCCとGNDが隣り合ってた様な気がしますし) Aliの謎品質のFFCでバックライトの供給 電源を短絡させたら...(恐) ま、そもそもがへんてこりんな改造なんかする前提でMacbookは作られていないという、ごくごく当たり前の話なのですが。 (OSをSierraにしたらスタートアップの画面がでた) 2号機はOSをSierraにしたのですが(RAIDセットがディスクユーティリティーで管理できるので)、リンゴマークとプログレスバーの起動画面が出る様になったんです。これはもしかしたらStartup Manager(+optionキー)で起動できるかも!と思い試してみたところ、画面が真っ黒なまま起動せず。もしかしたらブ

MacBook in OldMac(その1)

このマックについて(ディスプレイ)のスクショ
このマックについて(ディスプレイセクション)のスクリーンショット

はじめに

モノ自体は昨年の夏頃に作っていたのですが、ブログに上げるには中途半端というのがホント正直なところです。それでもブログに上げようと思ったのは、チョコチョコと手を付けているとやり方を忘れてしまうので備忘録として、この中途半端感を解決できる情報やマトモなディスプレイ設定を返すEDIDを書ける方でもいらっしゃれば...という身勝手な理由からです。もし「我こそは!」という稀有な方がいらっしゃれば、ぜひチャレンジして欲しいです。

現在OSはYosemiteでRAID1の構成になっています。本当はEl Capitanまではインストールできるのですが、EDIDの試行錯誤をしていた時に...、ファイルを書き込み→iPadのLCDに交換→PRAMクリア→再起動→ダメ→システム終了→元々のLCDに接続→PRAMクリア→USBインストーラで再起動→SIP解除→再起動→画面共有で接続→ファイル書き込み...を延々ループするのがあまりにも辛すぎて、SIPのないYosemiteにしてしまった経緯があります。今回はEl Capitanをインストールし直して、プライベートなデータのファイルサーバーにしてみようと思います。

世界的なコロナウィルス禍で仕事は暇になりましたし、休みの日は巣篭もり状態ということもあり、少しずつブログにまとめていきます!

制作環境について

  • Macがもう一台あると楽です。画面が映らない状態でする作業があるので、画面共有が使えると楽に進めることができます。
  • plistを編集するエディタ。

仕様について

古いMacBookに古いiPadの液晶をポン付け→EDIDをオーバーライドして無理矢理表示→それをOldMacの筐体に詰め込む

  • 筐体:Macintosh Plus(ドンガラ)
  • 中身:MacBook (13-inch, Aluminum, Late 2008)のWifi/Bluetooth/カメラ/キーボードが死んでいるジャンク
  • 液晶:iPad1の液晶(LTN097XL01-A01)
  • OS:Yosemite(PRAMクリアするたびにSIPを解除するのが面倒だったため)
  • 備考:ディスプレイケーブル以外はあり合わせのもので作ってみたプロトタイプ

問題点(中途半端感の原因)

  • 起動のたびにPRAMクリアが必要。
  • 起動画面が正常に表示されない(真っ黒くろけ)。
  • アップルメニューの「このマックについて(ディスプレイ)」を表示すると、レティーナじゃないくせに"内蔵Retinaディスプレイ"と表示される。
MacOSにはとても優れている点があって、外部ディスプレイを繋げるだけですぐに使えることが多いですよね。これはディスプレイのEDIDを読んで、それに対するディスプレイプロファイルを返してくれるからです(だったような気がしたのですが)。

ただ、世の中には星の数ほどディスプレイはあるわけで、挿しただけで必ずしも使えるとは限らないわけです。内蔵ディスプレイに関しては機種ごとに決められたものがある訳ですから尚更だと思います。

実際のところ、iPadのLCDを挿しただけでは何も表示されませんでした。そこで、iPadのEDIDを抜き出してオーバーライドさせたり、LCDのデータシートを見ながらEDIDを作ってみたのですが...マトモに表示できたものはありませんでした。別の言い方をすれば、返ってくるプロファイルが適切ではないか、プロファイルそのものが返ってこないということです。

今回使うEDIDは、行き詰まった末にデータシートガン無視で「こんなのあり得んだろな〜(涙目)」とやってみた結果、中でもマシなプロファイルを返してきた「こんなのあり得ないだろうEDID」です。なので、渡しているパラメーターや立てたフラグの詳細はとりあえず差し控えておきますが、デコードができる方でしたら是非見てやってください。苦戦した結果がコレ?ってよな、本当に笑っちゃうような中身ですから(恥)。

その他

ロジックボードと液晶を接続するケーブルは入手しておいた方がいいかもしれないです。国内では入手が難しいので、AliExpressあたりでコネクタが「I-PEX 20473-030T」のケーブルを購入するのが現実的だと思います。
元々のケーブルをちょん切って延長できないことはないと思うのですが、あの細い芯線を加工するのはかなりしんどいですし、加工しても短絡や断線に悩まされるような気がします(当方はチョッとやってみて素直に諦めました...)。

OldMacにMacbookを詰めてみた(その2)に続く

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