@mac.comのメールアドレスが復活？（その１）

25年くらい前のことなので記憶が曖昧なのですが、Apple初のクラウドサービスが開始されたのが2000年頃だったはずです。その際に付与されたメアド（ドメイン）が「@mac.com」です。その時期にMacを購入した多くの人は「@mac.com」をApple IDにしたと思います。

ところが、まもなく有償サービスになったんですよね。でも、皆が皆有償サービスに切り替えるわけじゃない...そうして量産されたのが、Apple IDとしては使えるけれどメアドとしては使えない「@mac.comのApple ID」でした。

でも「@mac.com」は今となっては垂涎もののメアドとなっていて、「課金してでも維持するべきだった！」と後悔した人がどれだけいることでしょう :'-(

そのうちの一人である私が、奮闘してみた顛末を備忘録代わりに残しておきます。ただ、こういうことができるかな...くらいの感じでやっていたので、スクショもなければ記憶も定かではないというなんとも頼りない備忘録ですが...

ハッキリ言い切りますが、使えなくなった「@mac.com」のメアドを復活（Appleのサーバーで@mac.comの送受信）させるのは当然無理なはずです。ただ、あくまでそれっぽい事は出来たというお話です。

・Apple IDが「@mac.com」

・Apple IDメールアドレスのエイリアスが「@icloud.com」

・２ファクタ認証にしている（appパスワードを使うため）。

・個人的な都合でWEB版Gmailを使用している（受信でIMAPを使えないメーラー）。

実は5年くらい前にも「@mac.com」使えないかな〜と検討したことがありました。その時は中途半端に終わったのですが、当時の記憶がアヤフヤなのでその他諸条件があるかもしれません。

また、一番肝心なところの「どうしてこうなった？」が分からない状態なので、そこは「多分こうじゃなかろうか？」でとどめておきます。

以前から気になっていたのは「メールアドレスのエイリアス」。Appleには２種類あって...

・ひとつは「iCloudメールのメールアドレスのエイリアス」

・もうひとつは「Apple IDメールアドレスのエイリアス」

前者はそんなに難しく考える必要はなくて、作ったiCloudメールアドレス（主要メールアドレス）の代替アドレスで、エイリアスに送ったメールはみんな主要アドレスに転送されるというもの。

問題なのは後者。特に気になったのが、なぜ「Apple IDメールアドレス」にエイリアスが必要だったの？ということ。通知やセキュリティの問題であれば複数のメアドが登録できればいいし、実際それはできている。

気になるのはそれだけじゃなく、Apple IDの主要メールアドレス（@mac.com）は削除できるのに、Apple IDの代替メールアドレス（@icloud.com）は登録削除できなくて、削除した@mac.comのメアドは二度と登録できない...という理解に苦しむ謎仕様でした。

そこではたと思ったんですよ。ホントは密かに「@mac.com」と「@iCloud.com」が紐付けされているのでは？と。そして、それっぽい事ができるのは「Apple IDメールアドレスのエイリアス」の仕組みしかない！

iCloudメールのアドレスを作ってApple ID(@mac.com)のエイリアスにするわけですが、エイリアスの作り方がわからないので、久しぶりに@mac.comのIDでApple IDにログインすると...

既にやってた...以前に試行錯誤した時にやったみたいです。iCloudメールのアドレスを作ったことすら忘れてました。たぶん送信テストもしてるだろうなと思い、過去メールを検索するとありました...それも4年も前に。送信して速攻叩き返されてました。

４年経っても俺は進歩がねえな...とMacBookAirをそっと閉じようとしたのですが、直ぐに叩き返されるであろうテストメールを愛を込めて送信してみたところ...

数分後：「んっ？」（エラーが返ってこない）

数十分後：「ん〜？」（時間差がある時もあるしな）

１時間後：「ん〜〜？」（メールどっか行っちゃった？）

２時間後：「あれっ？」（iCloudメールにサインイン）

テストメールが届いてる？Appleからの通知もきてる？使えないはずの@mac.comのアドレスにメールが届いてました〜！

きゅぴログ